フィールド情報学

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概要


■目的

前期3年と後期2年とに分け, 前期はパイロットプロジェクトを軸とし, 後期は方法論の統合を図り普及と教育を行う.フィールド情報学方法論は,ユニバーサルデザインやインクルーシブデザインなどの設計手法,マルチエージェントシミュレーションや参加型モデリングなどの予測手法,バイオロギング,エスノグラフィや統計的分析などの解析手法を統合して確立する.

■研究計画

フィールド情報学教育研究コアでは,フィールドとのコラボレーションに基づく社会情報システム構築の方法論の教育研究に焦点をあてる.

フィールドは,分析的・工学的アプローチの困難で,統制できず,多様なものが共存並立し,予測できない偶発的な出来事が生起し,常に関与することが求められる場である.従ってフィールド情報学は,研究者と現場の相互学習を通じて,フィールドにおける実践と研究室における研究開発を同時並行的に展開することを特徴とする.

フィールド情報学教育研究コアでは,フィールドにおける様々なパイロットプロジェクトを展開する.「環境保全」として,東南アジア諸国における生物圏資源管理,「国際協力」として,世界の言語資源をWebサービス接続し国際活動における言語バリアの克服や環太平洋諸国を中心とした国際的な遠隔教育の実施,「社会教育」として,学校教育との融合による障害者や中小企業集積とのワークショップの連続開催を行う.

この間,フィールド情報学の方法論として,バイオロギング,エスノグラフィなどの分析手法,参加型モデリングやマルチエージェントシミュレーションなどの予測手法,ユニバーサルデザインやインクルーシブデザインなどの設計手法,ケースライティングやシナリオスタディなどの伝達手法を統合して確立する.この成果を,この分野の初めての教科書として出版し, Webやオープンな場での講義を展開する.
フィールド情報学教育研究コア
情報技術の社会への浸透が進めば,社会との双方向的な協創関係の中で新たな価値を創出していく人材が求められる.本コアは前期3年と後期2年とに分け,前期はパイロットプロジェクトを軸とし,後期は方法論の統合を図り普及と教育を行う.

情報学分野におけるフィールドという視点はこれまでに無く,また,フィールドワーカーとの協調によって情報システムの構築方法論を探る研究は世界的に類を見ない.米国の情報学は,ミシガン大学やカリフォルニア大学の情報スクールのように,図書館情報学や経営管理が中心である.その中で,京都大学でフィールド重視の(人々の生活や生命と向き合う)情報学が生まれることは,世界的にもユニークなことである.



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後期は土曜日2週の集中講義形式での実施を予定しています.
また,鳥取大学大学院工学研究科との遠隔講義システムを利用した 共同開催を行う予定です.



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