情報検索に対する信頼性に関する調査および結果

Survey

調査目的

  • ウェブ検索の利用者が,ウェブ検索についてどのように思っているのかを把握
  • ウェブ検索の利用者が,どのように検索結果を判断しているのかという知識の獲得

調査条件

  • 質問項目数:26問
  • 被験者数:1000人(20〜50代の男女各125人)
  • 調査手法:インターネット調査による定量的調査および定性的調査
  • サンプル抽出方法:「research.jp」から無作為抽出
  • 調査実施日:2006年12月23日〜12月25日

調査結果のサマリ

  • 検索のきっかけは言葉の意味を知りたいとき,深く知りたいとき,比較したいときの順
  • 現在,検索を日常的に利用されている.しかし,検索キーワードの修正を何度もしていたり,複数の検索結果を見ているなど無駄な点が見られ,実際それらに対して無駄だと感じている人も多い.
  • 検索結果のリストではほぼタイトルと説明文でどれを閲覧するかが判断されているが,それだけでは十分ではないと考えている利用者は24.4%と比較的多い.
    (検索結果を閲覧した際にそれらが信用できるか出来ないかを判断している要因は複数あるが,信用できる場合と出来ない場合では要因の分布が異なっており,そのことに考慮した分析が今後は必要となると考えられる.)
  • 今後の検索エンジンには,さらなるメタ情報の提示,特定の分野・目的への特化,精度・速度の向上などが求められており,更なる進化が期待される.

検索開始時の利用者のコンテキスト

検索するタイミング
  • 調べる意思を持っているときが最も多い
  • 自分でふと思いついて調べるときが2番目に多い
  • ウェブページを見ているときが3番目に多い
  • メールを見ているときよりはテレビを見ているときのほうが検索をしたいと思っている
検索の動機
  • 一番目に出てくる動機の中で最も大きい動機は「検索キーワードについて知らないため」(46.0%)
  • 全体として最も大きい動機は「検索キーワードについて今まで以上に深く知りたくなったなめ」(89.0%)
  • 比較のためという動機も多い

検索時の行動

検索の際に検索キーワードを修正する回数
  • 利用者が最も多いと認識している場合は1回
  • 全体としては2回が多い
検索キーワードを修正する前に見るページ数
  • 1件~3件が全体としては多い
  • 1件~3件以外ではまったく見ないか6件~10件を見る場合が多い

検索結果ランキングについての利用者の認識

利用者が考えているランキング基準
  • 検索キーワードとの関連度(55.7%)よりも閲覧回数(58.4%)の方が回答者数が多い
  • 信憑性ではランキング付けされていると認識している利用者は全体の15.3%
ランキングに対する信用
  • 最も多いのは「やや信用できる」(42.1%)
  • +3~-3の加重平均で+0.572
検索結果は順に上から見ている
  • 閲覧する結果は頻繁にみているものとしては5位までである
  • 閲覧する結果は全体としては11位~20位が最も多い
  • 21位以上はほとんど閲覧されていない
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調査結果の詳細

News

  • ECDL2007 に採択
    Satoshi Nakamura, Shinji Konishi, Adam Jatowt, Hiroaki Ohshima, Hiroyuki Kondo, Taro Tezuka, Satoshi Oyama, Katsumi Tanaka: Trustworthiness Analysis of Web Search Results, Proceedings of the 11th European Conference on Research and Advanced Technology for Digital Libraries (ECDL 2007), Budapest, Hungary. (to appear).