2013年度の卒業研究を紹介します!

2014-03-24

こんにちは!よく小柴(こしば)と間違えられる(こむらさき)です!
修士課程で,ウェブデータからの認知度推定の研究をしています!

思えばあっという間の1年間,2013年度も残すところあと1週間となりました.
新年度を迎えるにあたって,研究室配属で迷っている新4回生や,新しく田中研究室に入ってこられる方,新しい分野に転向してみたいという方などがいらっしゃると思います.
そこで,田中研究室の研究についてと,実際の2013年度の卒業研究のテーマについて,僕なりにまとめてみました!

田中研究室の研究テーマと特色

田中研究室では,データベース技術を基盤として,Webやインターネットに関する研究を幅広く行っています.
たとえば,

  • 検索エンジンのようにWeb上から必要な情報を探し出す『情報検索』
  • Webやビッグデータから有用な知識を発見する『情報抽出』
  • 情報の信憑性やWeb閲覧時の利用者の行動分析などの『情報分析』

など,さまざまな側面からWebを活用するための技術について研究しています.

研究成果の対外発表についても積極的に行っており,SIGIRやWWW,CIKMなどのトップカンファレンスに論文が多数採択されているほか,被引用数が100を超えるような論文も発表しています.
また学術的な場以外でも,京都大学11月祭への参加や多数の産学連携イベントへの出展,ジュニアキャンパスや中高生向けの出前授業の開講など,最先端の研究成果について幅広く発表しています.

具体的な研究内容や実績については,これまでのblog記事や実績のページをご参照ください.

研究内容について:

研究実績について:

2013年度の卒業研究テーマ

田中研究室では,4年生から一人ひとつ,全員独立したテーマについて研究を行っています.
4年生は研究室に配属されると,田中先生をはじめとした教員の先生方のサポートの下,自分のテーマを自分で決定するところから研究を開始します.
2013年も5つの独立した研究テーマをもった,5本の卒業論文が提出されました.

今森 大地くん

『Twitterにおけるフォローの模倣関係に基づく優良ハブと優良情報源の推定』
TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでは,「有益な情報」を発信するユーザを見つけることが大切です.従来から,フォロワー数が多い人が「有益な情報」を発信している,という考えに基づいた研究が盛んに行われています.しかし,この方法では,フォロワー数が多くはないが有益な情報を発信するユーザを見落としてしまいます.そこで僕は,フォロワー数の多少に関係なく有益な情報を発信するユーザを発見する方法を研究しています.

門脇 拓也くん

『創作・選択事由によるレシピ検索』
料理レシピを検索するとき,「肉じゃが」といった料理名や,「ゴーヤ」といった材料名が決まっていれば,現在Webで提供されているサービスで十分解決できます.しかし,「残業で疲れたときに元気が出るレシピを探したい」というように,レシピに対する漠然とした要求はあっても,具体的な料理を思いつくのは難しいこともあります.そこで私は,上記のように料理レシピを選択する理由が書かれた文から料理レシピを検索可能とする手法を研究しています.

Kim Eung Gyoくん

『画像検索におけるファセットの抽出と多様性計算』
画像検索において,「この画像の多様な観点に基づいて他の画像を探したい」という検索要求に基づいて検索を行う場合があります.しかし,ユーザが画像を見て観点を把握するのは容易ではありません.そのような情報要求に対応するため,従来の画像検索システムではタグを利用できますが,タグは観点からの分類が行われていなく,画像の観点とは関係のないタグも存在します.そこで,私の研究では,画像のタグ情報から,観点を表す階層的な分類構造であるファセットを抽出する手法を提案します.また,多様な観点を含む画像を発見するため,抽出されたファセットに基づいて,画像のファセット多様性を計算する手法を提案します.

武田 裕介くん

『Web閲覧・検索情報の構造化保存とその再利用』
再閲覧すると有用なWebページを推定し,表示する研究を行っています.例えば,デジタルカメラについて調べていて,LUMIXのページとサイバーショットのページを見比べながら閲覧したとします.後日,もう一度LUMIXのページを閲覧したときに以前に見比べながら閲覧していたサイバーショットのページも閲覧したいと思うことがあると思います.このとき,本研究ではサイバーショットのページを推薦して再検索の手間を省きます.

田中 祥太郎くん

『ニュースアーカイブにおける歴史的事象の言及分析』
私は現在,「コンピュータによる歴史学」という分野の研究を行っています.この研究は,数十年分のニュース記事など,人力では到底読みきれないような歴史的資料をコンピュータによって分析し,新たな発見を得ることを目的としています.これまでの研究では,例えば「同時多発テロ事件はいつから『歴史的な出来事』とみなされたか?」など,出来事についての社会的な認識の変化について分析してきました.修士課程でも,引き続きこの分野の研究を続けていくつもりです.

もちろん,ここに書かれただけでなく,修士や博士のメンバーも一人ひとつのテーマをもって精力的に研究をしています.
この紹介記事が田中研の研究の理解や,研究室選びの手助けになればうれしいです.

それでは,僕も引き続き,2014年度も頑張って研究してイきたいと思います!!
小紫(こむらさき)でした!!!
研究だけじゃなく日常生活も頑張りたい小紫です!

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