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2005年07月30日

セミの幼虫

道にセミの幼虫が落ちてました。

抜け殻はよく見ますが、こいつはまだ中身があります。

手にくっつけておくと、ひたすら上へ上へと登っていきます。

本能の赴くままに。

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2005年07月28日

NaHCO3

まさかこんなスポーツドリンクが出るとは思いませんでした。

重曹です。

化学式そのまんまの商品名の横に、
炭酸+スポドリ
と書かれています。

でも、飲むのには少し抵抗があります。
ぼくはたまに重曹で歯を磨いていたりします。

Posted by taro at 18:53 | Comments (3) | taro's blog ℃

2005年07月26日

京都のうまい店 カレー エル (ターバンカレー)

京都の河原町二条の交差点を少し上がった東側に、「ターバンカレー」という看板が掲げられています。
案内に従って角を二回曲がると、細い道に面して喫茶エルというお店があります。

見たところどうということのない小さな喫茶店ですが、
看板メニューである「ターバンカレー」に注目です。

これが実にうまい。

さらっとしたインドカレーの逆で、ヨーロッパ風のカレーとでもいうのでしょうか。
丁寧に煮込んでいるのか、非常に奥行きを感じさせる味わい。
それでいて適度な辛さがあり、他の店のカレーとはまったく別の方向を向いたうまさです。

店の壁に説明があります。
「金沢で四十年間親しまれてきたターバンカレーが、エルでもお楽しみいただけるようになりました」

店のママに聞いてみると、金沢のカレー屋の経営者の姪御さんが京都の桂に住んでいて、
金沢と同じルーを使ってお店を開いたそうです。
喫茶エルのママはその姪御さんの知り合いで、ルーをもらってエルでも提供するようにしたとのこと。

では、金沢のターバンカレーとはどんな店なのか。

ウェブで調べてみると、たしかにありました。

学生などに絶大な人気を誇り、「ターバンのカレーには麻薬が入っている」などという噂も流れているとか。

たしかにぼくも中毒になり気味です。毎月一回は必ず行っています。

金沢市内に何店舗か展開しているそうですが、その知名度にあやかって名称を真似る店まで現れたため、
最近「チャンピオンカレー」と改称したとのこと。

金沢出身の友人に聞いてみると、
「ああ、チャンカレやろ。有名、有名」

それで一年ほど前に金沢に行った際、車で走っている時に偶然店を見つけて、思わず声をあげてしまいました。

「あ、チャンピオンカレーだ!」

幹線道路に面して、チェーン店みたいな外見。喫茶エルとは雰囲気が違います。

迷わず入って、食べました。

感動の味。

いや……。

なんか違う。

味がかなり違うのです。

京都のターバンのような濃厚さが無くて、むしろインド風。

ぼくの感動したエルのカレーとは違う味なのです。

せっかく金沢まで来て本店の味を楽しめると思ったのに、あれはエルのママのアレンジだったのか。

喜んでいいものやら何なのやら。

京都に戻って、ふたたび喫茶エルを訪ねました。

「金沢行って来ましたよ」
「ああ、そうなん」
 ママ不在のため、店のお兄さんが相手をしてくれます。

「食べましたよー、カレー。今はチャンピオンって言うんですよね?」

ぼくは何気なく言ったのですが、途端にお兄さんの顔が翳って、

「いや、昔は一緒にやっていたらしいんやけどね。今は別で……」

と、語尾を濁すではありませんか!

つまり、ぼくがうまいと思っていた京都のターバンカレーは、ウェブサイトで「類似店に注意」と書かれている店のものっぽいのです!!

いずれにせよ、ぼくは京都のターバンカレーをお薦めします。
絶品です。

Posted by taro at 23:35 | Comments (10) | taro's blog ℃

2005年07月24日

顔と脳

先日、顔の研究している先生の話を聞く機会がありました。

他人の顔を見ている時、脳にどのような変化が生じるかをfMRIなどで調べているそうです。

いろいろ面白い話があって、笑っている人の顔を見た瞬間、
脳の中では自分の顔を笑わせるのに使うのと同じ部位が反応しているとか。

これはミラーニューロンという仕組みで、笑い以外の行動でも発見されています。
たとえば仲間が道具を使うの見ているチンパンジーの脳の中では、
自分が道具を使う時と同じ部位が活性化しているようです。

つまり、他人の身体は自分の身体でもあるということですね。少なくとも脳にとっては。

こういう話を聞くと、脳もプログラムを再利用したりするのだな、とか思います。

どちらが先なのかは分かりませんが、ある目的のために作られたニューロンの塊が他の処理に使われている。

脳の使われ方はプログラムの作られ方といくらか似ているのではないでしょうか。

ニューラルネットワークのプログラマーであれば、もっといろんなことが分かるのではないかと思います。

Posted by taro at 19:05 | Comments (2) | taro's blog ℃

2005年07月22日

錫屋さん

我が家の近所に錫屋さんがあります。
寺町といって、昔からのマニアックなお店がたくさん並んでいるあたりです。
筆屋とか和紙屋とか茶道具屋とか。

錫屋さんの店内には錫食器や錫製の壺がたくさん並べられています。
工芸家の人が作った芸術作品みたいのも置いてあります。

錫食器は高価なので最近はあまり使われないようですが、錆びないので昔は好まれていたらしいです。
金銀銅に次ぐ価値を持っていたこともあるとか。
人類がもっとも古くから利用してきた金属のひとつだそうです。
なぜかといえば、錫はかなり融点が低い。ゆえに鋳造が簡単です。
コンロで温めたフライパンの上でも簡単に融けます。
はんだみたいなものですが、形のあるものを融かしてみるのは面白い。

ぼくも錫屋さんで蟹の形をした箸置きを買ってきて、フライパンの上で温めてみました。

融けるのを待つのはなかなかじれったいですが、じっと見つめていないとその瞬間を見逃します。

さっきまで蟹の形をしていた箸置きが一瞬で液体金属になり、
表面張力でぴんと張って、水滴のように丸くなってしまうのは面白いです。

まるでターミネーターの敵です。
たぶん、あれは錫か何かを融かしている時に思いついたのでしょう。

仕組みはよく分かりませんが、錫の容器でお酒を温めるとおいしくなるそうです。

今度買って試してみようと思っています。

Posted by taro at 18:26 | Comments (2) | taro's blog ℃

2005年07月20日

ロボカップ感想

ロボカップ、かなり面白かったです。

アイボがサッカーしてました。

前足と鼻先でボールを囲ってドリブルし、
ゴール前でぺたんと倒れ込むことで、シュート。
顔面によって押されたボールが見事に直進し、ちゃんとゴールに入ります。

アイボ、こんなこともできるのだなぁと感心。

我が研究室にいるアイボはあまり賢く見えないのですが、
ゴールに向かってひた走るアイボを見ていると、
知性がありそうに思えてしまうから不思議です。

目的を与えることは大切ですね。人間もロボットも。

知能とは目的に向かって進むことではないかと思います。

アイボ・リーグとは別に、ハードウェア自作のリーグもありました。
大型のロボットになると、車輪で走る胴体の上にノートパソコンを乗せて動いてました。

その他、企業や大学による最新技術の展示。

富士通の二足歩行ロボットではReal-time Linuxで制御プログラムを書いているそうですが、
やはりバランスを取るためのプログラムの作成に一番手間を取られるとのこと。
現状では立っていられるといっても平地だけで、少しでも傾きがあるとコケてしまうとか。
また、機械は少しずつ誤差があるため、同じプログラムでも動くのと動かないのがあるそうです。

龍谷大の研究室では犬のロボットを出展していました。これは走ったり跳んだりできるのが特徴。
歩くことと走ることの違いは、瞬発力を出せるかどうか。
犬ロボの場合、ばねで力をためて、モーターの力と合わせることで瞬発力を作り出しているそうです。
このロボットの動きはアイボより格段に犬っぽかったです。

ロボットのパーツを売ってる出店などもあり、盛りだくさんな内容でした。

一緒に行った友人から、ROBO-ONEというロボットの総合格闘技みたいなイベントの存在も教えてもらいました。

見に行きたいですが、次回は9月17日~18日。ぼくは行けません。
しかも場所は飛騨高山……。

http://www.robo-one.com/8th/F_ROBO-ONE8th.htm

写真を見ると、かなり小さなロボットが闘うようです。

アシモ同士が闘うならぜひ見に行きたいところですが。

五年後とかに行けば、アシモと人間が闘ってるかも知れません。

それって結構痛々しそうです。

Posted by taro at 18:12 | Comments (0) | taro's blog ℃

2005年07月18日

book baton

wanderingdaysさんからbook batonをもらったので、本について書きます。

1 現在持っている本の冊数
数百冊?

2 今、読みかけの本、これから読もうと思っている本
パラレルに読むことが多いので、読み途中の本が百冊くらいあります。
カニグズバーグ「エリコの丘から」という本などは十年前から読み途中になっている……。

3 最後に買った本
小林泰三「海を見る人

4 特別に思い入れがある本(5冊まで)

とりあえず、ハクスリー「すばらしい新世界」。
これはすごい。面白い上に考えさせられます。

小学生の時にすごく感銘を受けた本は、
バビット「タック・エバーラスティング
学校の課題図書でしたが、良かったです。

椎名誠「アド・バード」。これは中学生くらい?
テーマも面白いし、冒険心をかきたてる。

作者忘れた「ぐりとぐら」。
21世紀に伝えていきたい絵本です。

カルナップ「世界の論理的構築」。
論理実証主義好きです。


batonを以下の皆さんにまわします。
了承してくださってありがとうございます。


youkoseki
彼のシニカルな観察眼が結構好きです。
http://youkoseki.com/

koukijin
辛口批評家なので、どんな本を褒めるのか知りたいです。
http://blog.livedoor.jp/hao9i/

hiropon-san
すごい読書家です。好きな本を選ぶの大変なんじゃないですか。
http://blog.livedoor.jp/hrmasasaki/

356
編集の仕事してるってことで。面白い本を紹介してください。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=225491

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2005年07月16日

マルチメディアな石碑

研究会で青森に行ってきました。

青函連絡船の昔の船着き場は青森駅のとなり。

駅から歩いてすぐのところにもう海が広がっています。

あ、むこうから流れてくるあのメロディは……。

♪上野発の夜行列車降りた時から~

石川さゆり「津軽海峡冬景色」が、なんと石碑から流れていました。

横にまわってみると、石碑の中にスピーカーが埋め込まれています。

朝から晩までこの曲ばかり繰り返しているようです。
夏なのに。

Posted by taro at 17:44 | Comments (4) | taro's blog ℃

2005年07月14日

ユビキタス社会になると、みんなかっこよくなるのではないかという予想

テレビに素人さんが出てくると、動きがなんだかぎこちないです。
特に研究者の人とか。
インタビュアーに質問されるたび、不必要なくらい頻繁にうなずきながら答える人が多いです。

そんなにうなずかなくていいよ、というくらい首が上下に動きます。

一方、芸能人は動作がこなれています。うなずき過ぎることはありません。
ディレクターに「うなずき過ぎないでください」とか言われているのかも知れませんが、
それよりもむしろ自分の映像を何度も見ているうちに、動きがこなれてくるのではないかと思います。

スポーツ選手が自分のフォームをビデオで見て調整するようなものだと思います。

ビデオに撮った自分の映像を見てみると、いかに落ち着きがなく、洗練されていないかが分かると思います。

たとえばバーでしぶく飲んでいるつもりでも、自分が飲んでいる姿をビデオに撮ってもらう機会はあまり無いわけで、
本当にしぶく飲めているのかどうか分かりません。

基本的に一般人は自分の姿をビデオで見る機会があまりありません。

少なくとも現在までは。

でも、時代は変わりつつあるようです。

今後、ユビキタス社会が訪れるのではないかと言われています。
これは最近よく主張されている次世代のコンピュータ環境のあり方で、
コンピュータが机の上や鞄の中だけでなく、あらゆる場所に遍在するようになる、という状態です。

ユビキタスというのはもともとはキリスト教の神学の言葉で、日本語に訳すと「遍在性」。
神は天国だけにいるのではなく、全宇宙のあらゆる場所に存在しているのだという、スケールの大きな神学理論です。

ユビキタスはモバイルと対比されたりします。
モバイルは各人が自分用のデバイスを持ち運ぶことを意味するのに対し、
ユビキタスでは環境の方にデバイスが埋め込まれている。
室内や街や自然のあらゆる場所にデバイスがあって、
たとえモバイルデバイスを持ち運ばなくてもコンピュータの力を享受できる。

現在はまだRFIDタグなどから短い情報を取得するといった機能しか実現されていませんが、
今後はさらに多くの情報をデバイスに取得させる方向に発展していくのでしょう。

だから、次のステップとして、環境の中に大量のカメラが組み込まれていくのではないかと思います。

あらゆる場所に埋め込まれたカメラが状況を判断し、ユーザに適切なサービスを提供する。

悪い人に映像を集められてしまう危険性もあるわけですが、
悪い人の映像を集められる便利さもあるので、あった方がいいという人も多いのではないか。

プライバシーの概念の発達した北の方の国ではあまり発展しないかも知れませんが、
南の方の国ではかなり普及するのではないか。テロ対策にもなります。

街中至るところにカメラ。少なくとも公共の場所には大量のカメラ。

いくらビデオカメラが小型化しても、自分の姿を撮ることは難しい。
モバイルでは限界があります。
自分が見たものをすべて録画することはできるかも知れないが、自分を被写体にすることは面倒です。

一方、ユビキタスだとあらゆる場所に埋め込まれたカメラで自分の行動を記録できる。

それを見れば、自分が今までどれだけかっこわるい動きをしていたかが分かる。

バーでしぶく飲んでいるつもりだったのに、実はしぶくなかったことが分かります。

毎晩自分の動作を観察して修正していくことで、
みんなどんどんかっこよくなっていくのではないかと思います。

Posted by taro at 23:35 | Comments (4) | taro's blog ℃

2005年07月12日

犬の糞

近所の病院の花壇に掲げられていた注意書きです。

犬に糞させるなと言いたいのでしょうが、インパクト強すぎます。

Posted by taro at 22:33 | Comments (0) | taro's blog ℃

2005年07月10日

少子化問題

今年の元旦から十日ほど、日経新聞の一面に少子化問題に関する記事が連載されていました。

そろそろ日本の人口が減少しつつあるとかで、年始に各紙でこぞって取り上げられていた話題です。

ぼくは知りませんでしたが、日経では五月にも第二弾を連載していたようです。

人口が減っていくとどうなるのか・なぜ減るのか・他の国ではどうなっているのか等々、
多様な側面から取り上げていて、興味深い連載でした。

日経で働いている知り合いの人も取材班に入っていて、記事を書いたりしていました。

その連載が本になったみたいです。

http://www.nikkei-bookdirect.com/bookdirect/item.php?did=35152

堺屋太一が「高校生の出産を奨励せよ」とか主張しているのがぶっとびすぎで、面白いです。

Posted by taro at 22:11 | Comments (6) | taro's blog ℃

2005年07月09日

サバイバルトリビア

今、研究室に韓国の先生が滞在しているのですが、
徴兵制で若い頃に軍隊に行っていたとかで、
たまにサバイバルトリビアみたいのを教えてくれます。

たとえば手榴弾やロケット弾は爆発の力が上に向かうため、
投げられた時には伏せる方がよい。
立っているともろに衝撃を食らってしまいます。

遠くから銃で狙われた時も、伏せるのが効果的。
銃の弾には回転がかかっているため、
ある程度の距離を飛んで速度が落ちると、上方向に逸れてしまう。

そのため100メートル以上離れた低い目標を狙うのはとても難しい。
実際、遠くの地面に落ちている標的を撃つ訓練はかなり難しかったそうです。

銃声がした時に「伏せろ!」とか言うのにはそういう意味がある。

韓国の男性のほとんどはそんな知識を持っているわけで、
戦争とかテロとか起きた時、
日本と韓国では民間人の被害が違ってきそうな気がします。

Posted by taro at 00:12 | Comments (4) | taro's blog ℃

2005年07月08日

便利そう

最近は、こんなのあるんですね。

微妙に欲しい。

宝探しとか、落とし穴掘ったりとか。いろいろ使えそうです。

Posted by taro at 00:24 | Comments (0) | taro's blog ℃

2005年07月06日

真っ暗イベント

光を完全に遮蔽した室内に入り、
目の不自由な人に案内してもらい、
(暗闇の中では彼らの方が自由なわけですが)、
聴覚や触覚を研ぎ澄ませ、
視覚に依存した日常生活を離れ、
他者や自分自身との新しい対話を模索する
ダイアログ・イン・ザ・ダークというイベントがあります。

真っ暗闇の中でカクテル作ったりするらしいです。

昔から興味を持っていたのですが、
今度神戸にやってくるというので、行ってみようと思っています。

8月20日(土)午後5時からのワークショップに行く予定です。
興味のある人、ぜひ一緒に行きましょう。連絡はtez@sings.jpまで。

http://www.equiv.net/did/main.html

一回につき七人しか入れないので、早く申し込まないと予約がいっぱいになるかも知れません。

なお、今回のダイアログ~は、こうべユニバーサルデザインフェア2005の一環として行われます。
そういうのに興味がある方もぜひ。

http://www.city.kobe.jp/cityoffice/18/menu03/t/keikaku/ud/ud_top/index15.htm

Posted by taro at 21:42 | Comments (1) | taro's blog ℃

2005年07月04日

営業の電話をなんとかしてほしい。

週末、実家に帰っていたのですが、
昼のあいだ何度も商品販売や勧誘の電話が掛かってきて、
そのたびに出なくてはならない。
家にいる人は大変なのだなぁとあらためて思いました。

そこで以下のような商品を考えました。

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目的:営業の電話を撃退したい

概要:
家にいると営業の電話が頻繁にかかってきてうざったい。

提案:
ボタンを押すと「適当に受け答えモード」に切り替わる電話。

相手に切られるまで相づちを打ち続ける。

この電話が普及すれば無意味な営業の電話が減って社会のためになる。

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今はまだ携帯の通話料が高いからいいですが、
もっと安くなったら携帯にも営業の電話がかかってくるようになる気が。

それはかなりつらいものがあります。
携帯会社にはぜひ対策を考えてもらいたい。

Posted by taro at 00:28 | Comments (0) | taro's blog ℃

2005年07月02日

馬券の買い方

先日、散髪屋に行くと、店のお兄ちゃんに

「手塚くんに教えてもらった方法で馬券買うようにしたら結構勝ってんでー」

とか言われました。

ぼくは競馬はまったくしないし、馬券の買い方もよく分かりません。
もちろん勝ったことなんて一度もありません。

誰か別の人が言ったことをぼくと間違えてるんだと思い、思わず聞き返しました。

「どんな方法ですか」

「馬と騎手には相性があるから、その組み合わせで統計を取った方がいいって……。言うとったやん」

なるほど。それなら言ったかも知れない。

たしかに人と馬の相性というものはあるのではないかと思います。

というのも昔、アメリカの片田舎に暮らしていた頃、
家の隣が馬とか飼っている牧場で、
何を思ったか親が馬の乗り方を憶えてこいというので
その牧場の乗馬教室に通っていたりしました。

近所には自分の馬を持っている人が多かったのですが、
マイ馬を持たないぼくのような子供は、いつも牧場所有の馬に乗らせてもらっていました。

その中で一頭だけ、ぼくの言うことをまったく聞かない馬がいるのです。
いくら歩け歩けと綱を引っ張っても、草をむしゃむしゃ食べたりしている。
ジョンだったかロバートだったか忘れましたが、実に腹立たしい馬だ。

ところがある日、ぼくは見てしまいました。

その同じ馬が別の生徒にはしおらしく従っているではありませんか!

つまり、ぼくはその馬になめられていたわけです。

ぼくもその馬をあまり愛していませんでしたが、
その馬もぼくを愛していなかった。

その頃のぼくはまだ十二歳の純情な少年でしたから
子供心にショックでした。

しかし……
馬と人の間には相性があるのだ!
と考えて自分を納得させました。

あの時の心の痛みが今になって
誰かの馬券理論として役に立っているのであれば
小学生のぼくもきっと喜んでくれるのではないかと思います。

Posted by taro at 12:13 | Comments (0) | taro's blog ℃