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2006年04月29日

京都の新緑

吉田山の山麓にある真如堂の新緑。

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2006年04月26日

鴨川で見かけた子供たち

何となくかわいかったので、写真に撮ってしまいました。

他人の子供ですが。

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2006年04月24日

ヨーロッパ料理店、つぶれてました。

以前から気になっていた神戸元町駅前にある「ヨーロッパ料理」の店、ドネツクKOBE。

コース料理を頼むと語学レッスンがついてくるという画期的なサービスを展開している店だったのですが、先日、神戸の近くまで行ったついでに確認してみると、つぶれてました。

残念。

看板だけ残ってました。

国旗がいっぱいです。

いつか、別の場所で再開してくれることを祈るばかりです。

ヨーロッパ料理 ドネツクKOBE

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2006年04月22日

感性検索

慶應大SFCの清木先生の研究室では、感性検索というのを研究している。

キーワードで検索するのではなく、感性的な表現を使って画像や音楽を検索できるようにするシステム。

たとえば「暖かい感じの写真」と入力すると、
データベースに入っている画像の中から、もっとも暖かい感じの写真を見つけてきてくれる。

機械が今まで得意としてこなかった、感性情報を扱えるようにするというのがポイント。

最近開発されたという音楽検索のデモを見せてもらったのだが、
「長調で切ない感じの曲」という風に検索すると、たしかにそういう曲が見つかる。
かなり良くできている。

今は検索に使っているが、同じ技術を使って機械に芸術作品の感想を言わせることもできるだろう。

機械にも感性が分かるというのはすごいことだが、ちょっと怖くもある。

人間が感じているようには感じていないはずなのに、あたかも感じているかのように見せる機械。

「いい絵ですね。心がなごみます。この柔らかなタッチが素晴らしい」

「ああ、美しい音楽だな。切ない感じが何ともいえない」

とか。何も感じていないのに、感想を言う機械。

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2006年04月20日

小さい小学校

伏見稲荷の横にある京都市立稲荷小学校に行って、
研究室で開発された検索システムを先生方に見せてきた。

これまでは五年生と六年生の授業で使ってもらっていたのだが、
他の学年にも拡張できないかと考え、説明会を開かせてもらったのである。

ほとんどの先生に出席してもらったのだが、その人数の少なさに驚く。

教員は全部で10名だという。

というのもこの小学校、各学年に一クラスずつしかなく、生徒数はそれぞれ30人以下。

一年生から六年生まで合わせても、170人しか生徒がいない。

この小学校が特に小さいのか、あるいは日本全国で子供の数が減っているということか。


地図を使ったウェブ検索のシステムを一年生の担任の先生に見せると、

「これは三年生以上じゃないと無理ね」

と言われた。

二年生までは、ほとんどの子供が地図という概念を理解できないらしい。

学校から家までの帰り道も、どこで曲がるかを憶えているだけで、頭の上から見下ろしたイメージが持てない。

ところが三年生になると、突如として地図が読めるようになる。

「どうやって理解しはじめるのか、非常に興味深いのよね」

とつぶやいた。

子供の知性の発達って、たぶん面白いと思う。

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2006年04月19日

gooのローカル検索

昨日は検索エンジンgooの地図インタフェースを開発されている方々が研究室に来られた。

goo地図

Google Maps に追いつけとばかり、四ヶ月で開発したらしい。

さくさく動いていて、良い感じ。

だいたい追いついているように思うので、これからどんな新機能が実装されるのかが興味深い。

APIも作られていて、ぜひ使って欲しいと言われました。

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2006年04月18日

科研費がとれた

今日は、はじめて自分の科研費が取れた。

ちょっと嬉しかった。

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2006年04月14日

MBAでは何を教えてくれるか

四月から経営管理大学院の教授に着任されたHラ先生が先日、研究室に挨拶に来られた。

経営管理大学院というのはMBAを取るための大学院である。
最近、全国の大学が競ってMBAの大学院を設立しているが、その流れの一環として今年度から新設されたのである。

Hラ先生は長らくシリコンバレーで働いておられたのだが、
アメリカの大学で行われている企業のエグゼクティブ向けの短期集中講義というのを利用して、
MBAの授業を受けられた経験もある。

「どういった内容なんですか」と聞くと、

「企業の成功事例や失敗事例をひたすらたくさん教えてもらうんです」

経営の理論ではなく、事例ベースで授業を進めていくらしい。

「そこで教わったことは役に立ちましたか」

「そうですね。それを知ったからといって成功するかどうか分かりませんが、少なくとも同じ失敗はしないで済む」

「歴史学みたいですね」とうちの教授。

「ええ、そうかも知れません」

言われてみると、政治史・文化史・経済史は学校でも習うが、
企業史というのはあまり習わない。

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2006年04月11日

朝っぽくない朝

土曜日の午前九時、家を出て、「あれ?」と思いました。

朝なのに、朝っぽくない。

街並みがまるで午後のような色合い。

洋菓子店の白い壁を照らす光が薄いオレンジ色を帯びている。

朝の爽やかな透明感がありません。

通り全体が柔らかな午後の光を受けているように見えます。

まさか、自宅の時計が壊れていて、ものすごく寝坊してしまったとか?

しかし、いつも出勤の途中で見ている寺町二条の京都銀行の時計も午前九時を指している。

こういう日もあるのかなと不思議に思いながら、とりあえず研究室に行きました。

午後になると空はさらに薄暗くなり、地上もなんだか空気がどんよりしてきて、五百メートル先も霞んでいるように見えます。

かといって、霧が出るほど寒くもない。

上空を覆う薄い雲のような霞に遮られ、太陽が鈍い光を放っている。

強い風が吹いています。

その時になって、ようやく原因に気付きました。

「黄砂」

ですね。

関西に住んで九年ですが、こんなにはっきりと感じたのは初めてでした。

西日本と日本海側でよく見られるらしく、関東で育った僕はあまり経験がありません。

日本海側からも近い京都では、関西の中でも比較的強く現れる方なのではないでしょうか。

三月から五月にかけて見られるようですが、四月が一番多い。

中国大陸から舞い上がった砂塵が風に乗って日本までやって来るというのはスケールの大きな話です。

中国で放牧や耕地開発が進むにつれて、日本に吹き付ける黄砂の量は年々増えてきているとか。

朝と夕方で光の色合いが違って感じられるのは、
日中の気流で上空に舞い上がった粉塵が波長の短い光を吸収するという仕組みではなかったかと思います。

黄砂が上空を覆ったことで、朝から午後の色合いになっていたのではないかと思います。

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2006年04月08日

春の鴨川

のどか。

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2006年04月06日

脳に電極の講演会

ATRで脳と機械を繋ぐブレイン・マシン・インタフェースに関する講演会があったので、聞きに行ってきた。

「脳を活かす研究会」という名前の会で、この春に出来たばかり。

ちょっと遅れたために途中からだったが、ジャーナリストの立花隆氏が話していた。

アメリカではニコレリスとシェーピンという研究者がラットの脳に電極を付け、ラットが考えるだけでロボットアームが操作されるという実験に成功している。

この研究にアメリカ国防総省の研究機関であるDARPAが注目し、大量の資金を提供して「考えるだけで銃を撃てるシステム」というのを開発しているらしい。
戦場では一秒でも速く撃つことが重要とか。
引き金をひく時間も惜しいのだそうである。

そのうち、撃とうと考える前に撃ち終わってる銃とかも発明されるのだろうか。

立花氏の分析によれば、脳研究の方向に近年、大きな変化が起きているという。
従来は基礎科学的に、ニューロンレベルでの解析を行おうとしていたが、
現在では大量のニューロンのまとまりから意味のある情報を取り出し、
実用的なアプリを作るという応用科学的な展開が急速に進んでいる。

分子ひとつひとつが細胞の機能にとってそれほどクリティカルでないように、
ニューロンも個々の繋がりより全体的な傾向が重要と言えるかも知れない。

話が面白くなってきたところで終了のベルが鳴らされたのだが、
途端に「それでは、おしまいです」と言って講演を打ち切ったのは偉いと思った。

続いて、SF作家の瀬名秀明先生が話をされた。
最近、東北大の特任教授に着任し、サイエンスリテラシーを高めるための活動を行っておられる。

科学の本質は方法論であり、グレーゾーンの部分にこそ科学の神髄があるのだが、一般人は明確な結論ばかり求めるので疑似科学が流行する、という話。

脳に関する小説として「ブレインバレー」というのを十年前に書かれているのだが、最近の読者から「この本はクオリアについて書いていないからダメだ」といった手紙が来たりするらしい。

人間が「自分にクオリアがある」という言い方に説得力を感じるというのはどういうことなのだろうかとか思う。

研究会の最後は、日大医学部長の片山容一先生によるDBS(Deep Brain Stimulation, 脳深部刺激)の講演。脳内に電極を埋め込むことで、脳卒中の後遺症などを治療できるという話。

従来の脳神経外科では研修の頃から神経繊維間の結びつきを大量に憶え、その欠損から生じる後遺症を理解していくため、脳の不調に対して「神経回路(circuit)の機能欠損」という考え方をしてしまうことが多い。

これに対し、機能神経外科では脳の不調を「神経回路網(network)の機能失調」と捉える。

回路であれば配線が一本切れたら匙を投げるしかないが、ネットワークであれば別の場所でバランスを取ればよい。

機能神経外科では当初、脳神経を一部破壊することによってバランスを取り戻すという治療法を行ってきた。

一方、片山先生らが取り組まれている治療法では神経を破壊せず、脳内に埋め込まれた電極からパルス信号を送り込む。脳の深部に刺激を送るので、脳深部刺激(Deep Brain Stimulation、DBS)と呼ばれている。鎖骨の下にバッテリを埋め込み、皮膚の下を走らせたケーブルを通して刺激を送る。

脳卒中の後遺症で生じる不随意な震え(振戦)がDBSによって劇的に止まるビデオは感動的である。

「ゆびゆび試験」というのがあって、両手の人差し指同士を近付けた途端、手が激しく震えてしまうという患者さんたちがいる。
パルス信号のスイッチを入れた途端、この震えが止まるのである。

ヘミバリスムスという症状を持つ患者さんは、起きている間延々と体の一部が不随意に動いてしまう。これは視床にDBSを行うと劇的に改善される。

ジストニアという症状の患者さんは筋肉が勝手に収縮してしまうそうだが、腹筋にこれが生じると、常に前屈した状態でしか生活できない。これもDBSで治療したとたん、まっすぐ立って歩けるようになる。

幻肢疼痛といって、無くなったはずの手や足が痛むという症状があるそうだが、これは手や足を治療するわけにはいかず、脳を治療するしかない。これに対してはかなり早い段階でDBSの治療が行われてきた。

パーキンソン病にも効果がある。

最近ではてんかんや精神疾患にまで利用を拡大しようとしているそうだ。

脳内のどこに電極を差し込むかによって、効果が違ってくる。
現在までにDBSの対象となっているのは、視床、大脳皮質、淡蒼球内節、視床下核など。

効果を得るためには、正しい場所に電極を差し込むことが非常に重要である。

最近ではMRIの精度が向上したことによって、MRI誘導定位脳手術というのが行われている。

手術の時に撮影された動画を見せながら、片山先生が説明する。

「ここが視床下部、ここが黒質です」

しかし、MRIでは1mm以下の精度は期待できない。
そこで準微小電極というのを使って、電極の先にあるニューロンの電位変化を見ながら動かしていく。
電極が視床下核を貫いた途端、特徴的な波形が現れるのではっきりと分かるとのこと。

近年の発展としては、DBSから四六時中パルス信号を送り続けるのではなく、必要に応じて起動するという方式が研究されている。これは「オンデマンドDBS」と呼ばれていて、フィードフォワード制御とフィードバック制御の二種類がある。

フィードフォワード制御の場合、腕に電極を付けて筋電を測るようにしておき、特定の場所に筋電が生じた時にパルス信号を開始させる。不随意振戦は姿勢によって生じることが多いため、この制御は有効である。

最初の頃は一ヶ所から筋電を取っていただけだそうだが、現在では四つの筋電計を付け、最適な結合を学習させているらしい。

振戦が起きている時の患者さんの脳を近赤外線イメージング(NIRS)で見ると、運動野の特定の部位に非常に活発な活動が起きているのが分かる。これを使って制御することも考えている。

一方、フィードバック制御の場合、単に筋肉を動かした時ではなく、振戦が発生した時にパルス信号を起動する。振戦が止まればパルス信号を停止する。
ところがこの方法の問題は、振戦とパルスが振動を起こしてしまうということ。

振戦が発生したらパルス信号が送られるが、それによって振戦が止まるとパルス信号も止まって、また振戦が発生する。

結果として、最初よりも複雑な振戦が生じてしまう。

フィードバック制御を行った時の動画を見せてもらったが、患者さんの手が静止せず、ぷるぷる複雑な波形で震えている。

片山先生いわく、

「エンジニアの人はこういった部分が面白いらしく、いろいろパラメータを変えて実験されていましたが……」

患者さんで遊んではいけません。

講演後、片山先生に会場からの質問。

「電極に送られるパルス信号は位相制御されているのですか。つまり逆相の信号を送っているのですか。それともやみくもに送っているのですか」

「やみくもに送っています。それでもうまくいく」

「この治療によって生じる問題としては、どのようなものがあるのでしょうか」

「ひとつは、脳内に信号を送ることで脳が特定の周波数を学習してしまい、てんかんが生じてしまうのではないかという危険性。もうひとつは、脳内で欲求を司る報酬系という場所を刺激してしまうと、患者さんは治療されること自体に喜びを感じてしまう。そういうことが起きないように、注意しています」

かなり未来を感じさせる研究会であった。

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2006年04月03日

営業力

T田先生とY田先生の壮行会にて、
I原研四回生のHヤシくんから、営業のバイトをしているという話を聞かされた。

彼はいつか企業の社長になりたいと考えているそうだが、
最近、社長というものは技術力があるだけではだめで、
営業力がなくてはならないということに思い至ったらしい。

そこで、バイト情報誌で営業の仕事を探し、
学業の合間に熱心に取り組んでいるのだそうだ。

最初にやっていたのが、クーポン券を売る仕事。

見知らぬ人の家に押しかけて、
クーポン券ばかりまとまめた本を一冊3,500円で売る。
そのうち彼の取り分は1,500円。
滋賀まで行って売っているので、二冊以上売れない日は赤字になるのだそうだ。

心意気はすばらしいと思うが、
他人事ながら、そんなもの売れるんかいなと不安になる。

「どうせ売るなら、もっと面白いものを売ればいいのに。努力したって、クーポン券なんて買ってくれる人は限られてるんじゃないの」

と僕が言うと、T見くんが横から口を挟んだ。

「いや、いいもん作ったら売れるゆう考え方は甘いで。営業ゆうのは、商品を売るんちゃう。自分を売るんや」

Hヤシくんもうなずく。

「僕も上司からそう言われました」

それ、信用していいのだろうか。

Hヤシくんがひとりで訪問販売しているというのを聞いて、ふたたびT見くんいわく、

「ひとりでやっても上達せぇへん。先輩と一緒にまわって初めて、営業のやり方ってのは分かるもんや」

幸い、クーポン券の販売はもう辞めていて、今は新聞の営業をしているらしい。
こちらは先輩と二人でまわって、いろいろ技を学ばせてもらったそうだ。

T見くんに言わせると、人間には仕事を取ってくることに喜びを感じる営業型の人間と、
与えられた仕事の完成度を高めることに喜びを感じるマネージメント型の人間がいるとのこと。
T見くん自身は営業型ではなくマネージメント型であり、営業は苦手なんだそうである。

僕はというと、仮に営業をするとしたら、
クーポン券のようなありきたりのものではなくて、
何か、変なものを売りたい。

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