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2006年10月01日

グレッグ・イーガン「ディアスポラ」

遅読家なので今頃読み終えました。
読み始めたのは2006年3月のようです。半年かかってます。

イーガンの長編の中で一番好きな作品かも知れない。

もちろん、「宇宙消失」や「順列都市」のアイデアにはとても感銘を受けましたが、それらを読んだ後にさらなる感動を与える「ディアスポラ」は特に優れているということではないでしょうか。

冒頭の部分の抽象性に最初は戸惑いましたが、要は進化とは別のヒューリスティクスで意識を作り出しているということですね。
このようなことが(たとえば別の天体で)自然に起きることがあるのか、個人的に興味があります。

中盤以降は非常に人間的な話になり、いわばイーガン流スペースオペラ。様々な可能性を模索していて、非常に興味深いです。

巻末の「参考文献」にはデネットの「解明される意識」とミンスキーの「心の社会」から影響を受けたという言及が。

Posted by taro at 2006年10月01日 23:04

コメント

こんにちは。本の内容と関係ないコメントで申し訳ないのだけど、大量の本を平行して少しずつ読んだり、続きを読むのに間が空いてしまうと、本の内容とか文脈とか雰囲気を忘れてしまいませんか? 俺は結構すぐに忘れてしまって、また最初から読みなおさなければならなくなってしまうよ。一度に抱えている読みかけの本は5冊くらいです。忘れないんだったらすごいね。

Posted by: pha at 2006年10月03日 14:22

たぶん僕もよく忘れてると思います。
それでも読み返すのは数ページ前からだったり。
何か大切なものを見逃しているような気がしないでもありません。

最初から読み返すというのは非常に良い習慣という気がします。いい本は何度も読むことによって自分の血となり肉となるのではないかと思います。

Posted by: taro at 2006年10月03日 22:08

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