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2006年10月10日

大衆小説の歴史

読書の秋ということで、小説に関する話。

以前、文学部で19世紀イギリス文学の研究をしている知り合いと話した時、大衆小説の歴史について簡単に教えてもらいました。

推理小説が19世紀にエドガー・アラン・ポーなどによって始められたのは知っていましたが、実は19世紀にはその他にも様々なジャンルの大衆小説が登場し、流行しては衰退するというのを繰り返していたそうです。たとえば、

ピカレスク・ロマンという、悪漢を主人公にしたジャンル。

ゴシック・ロマンという、ゴシック調のおどろおどろしい雰囲気のジャンル。つまり「ドラキュラ」とか「フランケンシュタイン」とか。

ビルディングス・ロマンという、主人公が少年から大人まで成長していくジャンル。

あとで調べたら、最後のBildungsromanは日本語では「教養小説」と呼ばれるようです。「大いなる遺産」とか「魔の山」とか。あまり大衆小説っぽくないジャンルかも知れない。

数々のジャンル小説が生まれた中で、現在も日本の書店でコーナーが設けられるのは推理小説・SF・ファンタジー・歴史小説あたりでしょうか。

ジャンル小説の歴史が案外新しく、しかも過去に多様な種類が存在したことが興味深かったです。

実は現代においても新しいジャンル小説が生まれてくる可能性はあるのかも知れない。

ボーイズラブというのもそのひとつなのでしょうか。

Posted by taro at 2006年10月10日 00:36

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