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2007年05月29日

六甲山の山麓、山カフェに行ってきました。

この前の週末、六甲山に登ってきました。

かつてハイキングが山頂を一息に目指すものではなく、のんびりと休憩しながら登るものであった時代、山麓にたくさん存在したお茶屋さんのひとつを借りて、街と山を繋ぎ、世代を結ぶ店ということで営業している「山カフェ」を訪ねるのが目的です。

来てくれたのは京都在住の山好きI垣さん、芦屋で格安チケットショップ経営M田さんご夫妻、尼崎在住の学生ベク成くん。さらに駅前で山カフェプロジェクトの一員であるO田さんと合流したので、6人でハイキングになりました。

I垣さんは今回初めてお会いしましたが、僕のブログの山カフェ記事を見て興味を持ってくれたとのこと。思い返せばベク成くんも昔、ブログで呼びかけたドクターフィッシュの会に来てくれて知り合ったのです。まめにブログを書いていると、いろいろ面白い出会いがあります。

阪急の芦屋川駅前に集合し、山に向かって歩きます。

このあたりは関西では結構有名な高級住宅街。実に住みやすそうな家々。

住宅街の間を歩いていくと、いつしか山道に入ります。自然がこんなに近くにあるのは素晴らしい。

登山道を覆うように建っている一軒目の店は目指す山カフェではなく、ライバル店であります。こちらは独特の店構えからかなり繁盛している様子。

二軒目の茶店が我らが山カフェ。

昔から続いているお茶屋さんの軒先を利用したもので、あまり今風ではありません。しかし、そこがいいのです。ベク成くんが「つげ義春風」と描写していましたが、たしかにそんな感じ。

山カフェプロジェクトの中心メンバーで、毎週店に立たれているF戸さんが迎えてくれました。

店の中には席がなく、すべて外で飲食するスタイル。晴れている日しか営業しないので、これでいいのです。

テラス席の奥には「高座の滝(こうざのたき)」というちょっとした観光名所があります。岩盤に刻み込まれているレリーフは、有名な登山家の人のようです。

すぐ向かいには小さな鳥居。言い訳のように置かれている金の玉が素敵ですね。

しばし山カフェでくつろいだ後、我々はさらに上を目指すことに。

ここまで来たからには、訪ねずにいられないのがロックガーデン。日本のロッククライミングの発祥の地だそうです。

さらに登ると、風吹岩。ここからの眺めは本当に良い。

かなりの距離でしたが、駅から二時間くらいしかかかっていません。本当にお手軽な規模の登山。

山は良い、という話で盛り上がりました。

I垣さんは滋賀の比良山に登って以来、山登りが好きになったとのこと。M田さん夫婦はさらにマニアックな山好きで、かつて六甲山縦走というイベントに参加したことがあるそうです。全行程56キロ。朝の7時半に出て、夜10時にゴールインするまで、ひたすら歩き続けたとのこと。

六甲全山縦走(毎年11月に開催)

すごい達成感だったそうです。そりゃそうでしょう。

帰り道、旗振山という場所を通りました。なぜそんな名前が付いているかの由来は以下の通り。

「旗振山の名は江戸末期、近代的通信機関の整備される迄の通信の場で大阪・堂島の米相場を播州岡山方面に伝えるために大きな白い旗を振って伝達したことに由来している。大阪・尼崎・武庫川堤・金鳥山・錨山・須磨などに中継地があった」

すごいですね、大阪。江戸経済の最先端を行っていたのでしょう。こういう技を使って大儲けした商人とかもいたのでしょうか。

途中にあった見晴台からの眺め。東灘区や六甲アイランドです。(写真はクリックすると拡大されます。この写真は拡大すると綺麗)

いいハイキングでした。

ところで山カフェも関わっているイベントで、六甲山の一角、摩耶山で「リュックサックマーケット」というのが行わています。要らないもの、売りたいものをリュックに詰めて、誰でも参加できる山上フリーマーケットだそうです。

「きかなくなったCDや、読んでしまった本、じぶんでかいた絵、きなくなった服、手作りクッキーなどなど、なんでもOK」。出店料、出店申込不要。

毎月やっているようなのですが、もしご興味ありましたら行きませんか。次回は6月16日(土)。7月・8月にも行われる予定だそうです。

変なものを売りたいですね。ご興味ある方いらっしゃいましたら、tez@sings.jp までどうかご連絡ください。

Posted by taro at 22:42 | Comments (2) | taro's blog ℃

2007年05月17日

格安チケットショップ

大学時代の先輩であったM田さんが京都に来て、お話したいというので今出川の喫茶店でお茶をした。

M田さんは兵庫の芦屋在住。仕事はネット上の格安チケットショップの経営。

すべてオンラインで販売しているということで、検索エンジンの結果の中で上位に来ることが至上命題らしく、SEO(search engine optimization)について知恵を借りたいとのこと。僕の研究室でそういうことをしているのではないかと思ったらしい。

だが、あいにくそういう研究はしていない。貸せるだけの知恵はない。

「SEOとか、うちの研究室ではやってないですよ。むしろあれは問題なのではないかという話になるくらいで」

「たしかに変な話だけどね」

「SEOを行ったページほど上に来るなんて、変ですよ。その労力を消費者の要望に応えることに向けられたら……」

「そうそう。つまり、店舗の立地と同じなんだよね、上位10件が銀座でさ」

「いわばネット上の都市問題じゃないですか。銀座ばかり栄えて、田舎の商店街は閑古鳥」

「うん。本当に価値のあるページが上位に来るようにして欲しいよね」

とか言いながら、SEOについていろいろ知恵を出し合った。

実はM田さんの格安チケットのサイト、検索エンジンで「格安チケット」と入力するとだいたい二位に入り、たまに一位も取っているという。かなりのSEOぶり。多数の業者がひしめく中でこれだけ上位に食い込めているというのは驚くべきことだと思う。

「検索エンジンでのランクがひとつ上がるだけで、売り上げが全然違うよ」 とのこと。

さらりと言うが、かなりの努力をしているはずである。

というのもM田さん、ものすごい凝り性なのである。何かに没頭すると、ひたすら打ち込んでしまう人。

ひとつのエピソードとして僕が憶えているのは、ルネ通選手権で優勝したという話。

大学に「ルネ」という生協食堂があって、かつてそのメニューに関する知識を競う「ルネ通選手権」というイベントが行われていた。出題される問題のレベルは非常に高い。

「このパフェ、いつもルネで売られている抹茶クリームマロンパフェと比べて一つだけ足りないものがあります。それは何でしょう?」

「このサラダにこのドレッシングをこれだけかけたら全体で何カロリー?」

といった超ハードな問題が出題される過酷な選手権である。

知り合いが実行委員をしていた関係で僕も駆り出され、三位になったりしたのだが、M田さんは二位以下にダントツの点差を付けての一位。

観客と実行委員を呆然とさせたその膨大な知識の裏には、選手権に向けての並々ならぬ努力があったという話である。

毎日ルネに通い詰め、メニューを暗記。出題される問題を予想し、重点的に憶えたのだという。

そんな彼が全力を挙げて取り組めば、「格安チケット」の検索結果で上位に食い込むことも当然と言えよう。

M田さんは大学を卒業後、某外資系化粧品メーカーの研究所に就職したのだが、配属されたのがおむつ部門。

おしっこを吸う量とか触り心地とか、要求される項目は多いらしく、素材メーカーが開発した材料をうまく組み合わせ、テストを繰り返していく。

「他社のおむつが発売されると、それをすぐに買ってきて。丁寧に分解して、ひたすら実験してどんな素材使っているか確かめるわけ。それはそれで面白かったんだけどさ」

その会社は若い社員にも重要な仕事を任せるということで、いろいろ興味深いプロジェクトにも関わらせてもらったそうなのだが、「おむつは男子一生の本懐だろうか」 と思ってあっさり三年で辞めてしまい、すでに起業していた友人からビジネスを教えてもらい、今の会社を起業したという次第。

「でも、チケットって未来ないんだよね。これからチケットレス化とか進んでいくしさ」

と、明るく言う。

この前向きさこそが、経営者にとって必須の属性ではなかろうか。

「だから今、新しい事業への展開を考えているわけ」

M田さんの挑戦は続いていく。


金券ショップの格安チケット.コム

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2007年05月15日

カテゴリー・ミステイク

昨日聞いて面白かった話。

文芸サークル「ディオニュソス」に今年入ってきた新入生のY野くんは、小学生の頃に自作の短歌を作ってみたのだが、友人から

「それ、百人一首のパクリやんけ」

と言われ、短歌を作るのをやめたらしい。

Posted by taro at 21:16 | Comments (4) | taro's blog ℃

2007年05月12日

山カフェに行きませんか。

最近は素晴らしい天気の日が続いていて、日中研究室にずっといるとたまにお出かけしたくなります。それで近々、「山カフェ」というのに行きたいと思っています。場所は神戸の六甲山。

六甲山は昔からハイキングが盛んで、その山麓には登山客向けの茶屋がたくさん並んでいたそうです。

かつてのハイキングは山上までのんびり上がっていくというスタイルで、茶屋で一休みする客も多かったようですが、最近はとにかく急いで上がってしまう人が多いらしく、茶屋の利用客は減っているそうです。

そんな山麓のお茶屋さんの軒先を活用して交流の場にしようとする「山カフェ」というプロジェクトが数年前から行われています。山と街の境にある山カフェで世代を越えた交流を図るとのこと。

今はまだ全然今風のカフェにはなっていないようですが、理念はとても面白い。

山カフェプロジェクト

ウェブページはあまり更新されていないみたいですが、今年も5月下旬から再開するそうです。また、六甲山の一角にある摩耶山では月一回のペースで山上フリーマーケットというのも行われているとか。二年前、研究室で摩耶山登山の合同ハイキング(合ハイ)を企画したものの、雷雨に降られて麓で引き返したのが懐かしく思い出されます。

ご興味のある方、一緒に行きましょう。tez@sings.jpまでご連絡いただければ。(スパムが多いのでメールの中に「手塚さん」とか書いてもらえるとありがたいです)

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2007年05月05日

鴨川に張り巡らされた糸

初夏の鴨川に張り巡らされている糸。

何のためだろうと思っていたら、カワウ対策のようです。鮎の稚魚を食べてしまうのだとか。

近年、全国のカワウが琵琶湖に集結しているそうですが、それが比叡山を越えて鴨川まで飛んできているのでしょうか。

カワウはものすごく優れた捕食者らしいので、被害は大きいのでしょう。

こんな糸を張っただけで防げてしまうというのも不思議ですが。

Posted by taro at 12:52 | Comments (7) | taro's blog ℃

2007年05月02日

もう一枚、藤の写真。

Posted by taro at 18:51 | Comments (0) | taro's blog ℃