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2007年07月24日

友人の親孝行に付き合った

10年前に出会った時、友人Yは「悪人」を目指していた。
イベントサークルでダンパを主催し、多数の末端組織にチケットを売らせてかなりの収益を上げていたが、さらなる野望を抱いて起業を志し、もともと得意だったプログラミングに磨きをかけて、
「『あいつは大嫌いだけど、あいつに頼むしかない』と言われるような人間になりたい」と語っていた。

そんなYの母親が数年前、アルツハイマーになった。

根は善良な人間であるY、およそ悪人からかけ離れた親孝行ぶりを発揮し、病気が進行して知り合いの顔も分からなくなってきた母親をいつも吉本新喜劇に連れて行っているのだそうだ。ネタが単純なので、笑ってもらえるという。

美談だと思い、いつか僕も連れて行ってくれと頼んでいた。

最近は筑波で働いているためにあまり大阪に帰ってこないのだが、この前の週末、突然電話が掛かってきた。

「明日、おかんと吉本見に行くねんけど。行かへん」

「おお、それはぜひ」

「今回は新喜劇ではないんやけどな」

「あー。それは非常に残念。若手芸人じゃあんまり美談っぽくないな」

「そやねん……。中堅どころの芸人らしいけど」

しかし、それでもせっかくの機会。同行させてもらうことにした。

場所はお初天神通りに面して立つ「うめだ花月」。
連日おばさん客で満員という「なんばグランド花月」や10代の女の子で溢れている「baseよしもと」と違って、会社帰りのサラリーマンをターゲットにしているというこの劇場。日曜の午後だというのに空き席が結構ある。

七組くらいの漫才を続けざまに見て、個人的にはかなり楽しめた。
しかし、横に座っているYの母親の反応はそれほど良くなかった。
喋りのテンポが速すぎるためか、ただじっと見つめているという感じ。

やはり、新喜劇の方が良いような気がした。

Posted by taro at 2007年07月24日 20:16

コメント

シナリオにおける魅力的なキャラクターづくりの
基本は、意外性を持たせることらしいです。
Yさんは主役キャラのようだなあと感じました。
すてきな方ですね。

新喜劇は、実はあんまり好きではないのですが
分かりやすさがいいのかな?
漫才ではないですけど、Taroさんも相当笑いの
センスがあると思いますよ~。


追伸:先日は参加できなくて残念でした。
またみんなで異国料理を食べに行きましょう!

Posted by: mipomipo at 2007年07月26日 19:22

独特のキャラで面白い人間ですよ。

うめだ花月、個人的には新喜劇を見に行くより楽しめたかも知れない。ライブはいいですね。

あの集まりは元々は「おいしいものを食べに行く会」だったと思うのですが、最近は異国料理を食べに行く会になってますね。またタイ料理店で集まりましょう。

Posted by: taro at 2007年07月27日 00:08

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