2007年05月12日

山カフェに行きませんか。

最近は素晴らしい天気の日が続いていて、日中研究室にずっといるとたまにお出かけしたくなります。それで近々、「山カフェ」というのに行きたいと思っています。場所は神戸の六甲山。

六甲山は昔からハイキングが盛んで、その山麓には登山客向けの茶屋がたくさん並んでいたそうです。

かつてのハイキングは山上までのんびり上がっていくというスタイルで、茶屋で一休みする客も多かったようですが、最近はとにかく急いで上がってしまう人が多いらしく、茶屋の利用客は減っているそうです。

そんな山麓のお茶屋さんの軒先を活用して交流の場にしようとする「山カフェ」というプロジェクトが数年前から行われています。山と街の境にある山カフェで世代を越えた交流を図るとのこと。

今はまだ全然今風のカフェにはなっていないようですが、理念はとても面白い。

山カフェプロジェクト

ウェブページはあまり更新されていないみたいですが、今年も5月下旬から再開するそうです。また、六甲山の一角にある摩耶山では月一回のペースで山上フリーマーケットというのも行われているとか。二年前、研究室で摩耶山登山の合同ハイキング(合ハイ)を企画したものの、雷雨に降られて麓で引き返したのが懐かしく思い出されます。

ご興味のある方、一緒に行きましょう。tez@sings.jpまでご連絡いただければ。(スパムが多いのでメールの中に「手塚さん」とか書いてもらえるとありがたいです)

Posted by taro at 11:15 | Comments (0)

2006年10月29日

【宣伝】 データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム DBWeb2006

また別のイベントの宣伝です。

11月30日-12月1日に京都で行われる国内シンポジウムです。

データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム(DBWeb2006)

僕は「Webと地理情報」セッションを東大の相良先生と一緒に主催している他、「blogの利用とマイニング」特別セッションでもパネリストとして喋ります。

先日宣伝させていただいた国際会議ICADLとは連続して行われ、両方とも参加していただくと、参加費が割引になったりします。

ICADLと違ってこちらは日本語で講演等が行われ、参加費もお手頃になっていますので、より多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Posted by taro at 17:22 | Comments (0)

2006年10月06日

【宣伝】The 9th International Conference on Asian Digital Libraries (ICADL2006)

11月に京都で開かれる国際会議の広報担当チェアをしているため、ここでも宣伝させていただきます。

一般の方から見て面白そうなのは、本をかたっぱしからスキャンして検索できるようにして、「著作権は大丈夫なの?」と議論になった Google Book Search の Engineer Director が講演されることとかでしょうか。

以下、各種メーリングリストに流している文章をそのまま貼り付けさせていただきます。

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

2006年11月27日から30日にかけて、京都で開催される国際会議 ICADL2006 The 9th International Conference on Asian Digital Libraries のご案内をさせていただきます。

電子図書館、デジタルアーカイブ、大規模データのマネージメント、情報検索等をテーマに、今年で9回目を迎えた国際会議です。
http://www.icadl2006.org/

今回のICADLでは、日本を代表する情報科学分野の研究者であり、日本の電子図書館研究のリーダーである長尾真先生にキーノートスピーカーとしてお話いただきます。

また、注目を集めている Google による書籍の全文検索プロジェクト、Google Book Search (旧Google Print) の Engineer Director、Daniel Clancy 氏が来日し、講演されます。

さらに、学術雑誌の電子図書館サービス(NACSIS-CAT, NACSIS-ELS等)で中心的に活躍されてこられた安達淳先生に、e-Scienceの発展を支える学術情報基盤についてお話いただきます。

先進的な情報教育で知られるシンガポールからは、Nanyang Technological University の Schubert Foo 先生に、アジア太平洋地域における図書館情報学教育に関する活動についてお話いただきます。

途上国の子供たちの教育に100ドルコンピュータを提供するプロジェクトで活躍されている Mary Lou Jepsen 博士からは、子供たちが本を読むためのラップトップPCのアーキテクチャやディスプレイについてお話していただきます。

講演の題目は以下の通りです。

The Age of Content and Knowledge Processing
Makoto Nagao (National Institute of Information and Communications Technology, Japan)

Cyber Science Infrastructure and Scholarly Information for the Promotion of e-Science in Japan
Jun Adachi (National Institute of Informatics, Japan)

Working Together in Developing Library and Information Science Education in the Asia Pacific
Schubert Foo (Nanyang Technological University, Singapore)

Indexing all the worlds books: Future directions and challenges for Google Book Search
Daniel Clancy (Google, USA)

One Billion Children and Digital Libraries: With your help, what the $100 laptop and its sunlight readable display might enable
Mary Lou Jepsen (One Laptop per Child, USA)

この他、多数の研究発表・ポスター・パネルが予定されています。

最終日には各国の電子図書館関係者、ならびに2006年秋に開館予定の京都国際マンガミュージアムによる特別セッションが行われます。

紅葉の季節、会場となる京都は一年でもっとも美しい時期です。

また、情報処理学会DBS研究会/特定領域研究「情報爆発IT基盤」/京大COEによる「データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム(DBWeb2006)」は京都で開催され、ICADL2006と連続して行われることになっており、両方に申し込んだ場合、参加費の割り引きが行われます。
http://db-www.naist.jp/dbweb2006/

ICADL2006/DBWeb2006合同で「次世代サーチ」に関するパネル討論も予定されています。

ウェブサイトでは参加登録の受付を開始しております。(中央の Accommodation/Registration のリンクをお辿りください)
http://www.icadl2006.org/

ICADL2006 の Early registration の締切は10月27日となっております。また、最終の申し込み締切は11月13日午後6時(日本時間)です。(DBWeb2006 と合わせて申し込む場合も、この日が締切になります)

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

Posted by taro at 01:35 | Comments (1)

2006年06月04日

小包

KGCから小包が送られてきた。

KGCというのは、未来社会の多様性を高めるため、大学の研究を実社会に結びつける活動を行っている団体である。

研究室の学生であるY本くんがそのメンバーをしていて、先月、

「うんこをビジネスにするための勉強会があるのですけど、来ませんか」

と誘われた。

活動に参加している人たちの間で、どうしてもうんこをビジネスにしたいという声が上がり、
検討会が開かれることになったのだという。

大阪・箕面公園内の昆虫館の一室で行われたその検討会、
実際にうんこをテーマにしたビジネスについて熱い議論が行われ、
大変興味深い内容だった。

参加者の顔ぶれも独特で、非常に有意義なブレインストーミングができ、
うんこビジネスは間近であると思われた。

そのKGCから小包。

いったい何であろうか。

開けてみた。

「うんこ未来学 ~創造と実践~
目的:うんこが本当に発酵し、堆肥として植物を発芽させることができるかどうかを検証する。」

……。

報告用紙。

種子。(その下にあるのはキムタオル?)

米ぬか。

微生物。


うんこのビジネス化は近い。


特定非営利活動法人 KGCのページ

Posted by taro at 00:21 | Comments (6)

2006年02月19日

大学の地下で営業しているA地下バー

先月、今出川のラーメン屋で古くからの知人であるaと偶然出会った。

A地下バー、今も営業しているから来てと言われた。

A地下バーというのは大学の構内で営業しているバーである。
総合人間学部A号館という建物の地下にあるので、通称A地下バー。
サークルの部室を改修してバーを作ってしまったのである。
aは昔からその店でマスターをしている。

僕は長いこと行っていなかったのだが、今も営業を続けているとのこと。
聞けば、開店してから9年目だそうである。

昨夜、その新年会に行ってきた。

もう二月の中旬だが、今さら新年会である。

かつてA号館と呼ばれていた建物(今は何という名前なのか知らない)の地下に入ると、
Black Riotという看板が出ている。これがバーの正式名称である。

店内は広い。

客は五人ほどいた。

aの隣に座っていた女が、

「おおお、太郎やんけ」

と懐かしそうに言った。

誰でしたっけ、と訊いたら、ふてくされられた。

さいわい、教えられる前に思い出した。
昔の同級生のH-Y美。
会うのは四年ぶりくらいか。
かなり雰囲気が変わっていたので、すぐには分からなかった。

他の客とは初対面だったが、常連客とBlack Riotのマスターたちである。
曜日ごとにマスターが決まっているシステムは昔のまま。
aは金曜日を担当している。
今回の新年会は、各曜日のマスターがそれぞれの客を集めて合同で開くというものだった。

「ママ」と呼ばれている水曜マスターが出してくれた卵の味噌漬けは、なかなか美味だった。

店に来た時間が遅かったため、a提供のキムチ鍋は食べ損ねた。

aは学部生の頃は農学部で発酵の研究をしていて、
「発酵友の会」というサークルを創設して味噌やチーズを作ったりしていた。
料理を作るのは得意である。

その後、生命科学研究科に進学し、ドクターを取ったそうだ。博士論文の内容は、大腸菌の細胞内で多く見受けられるブトレッシン(putrescimyo)の新しい代謝経路、ならびにインポーターを発見したというもの。

ブトレッシンはアルキル鎖の両端にアミノ基のついたポリアミンの一種であり、その塩基性によってmRNAに結合し、立体構造を変える働きを持つ。これによって遺伝子の発現を翻訳レベルで調節できるため、分裂の盛んな細胞に多く存在する。ブトレッシンはスペルミジン(spermidine)、スペルミン(spermin)と言った他のポリアミンの前駆体でもあるが、これらはその名の通り、精子に多く含まれる成分で、精液の匂いがするそうである。ブトレッシン自体も微妙に精液の匂いがするらしい。それを貝の旨み成分でありハマグリの匂いのするコハク酸まで代謝する経路を見つけ出したのである。

従来の考え方では、ブトレッシンは大腸菌では以下の経路で代謝されると考えられていた。

ブトレッシン→γ-アミノブチルアルデヒド→
 γ-アミノ酪酸(GABA)→コハク酸セミアルデヒド→コハク酸→TCA回路

今回aが発見した経路は、

ブトレッシン→-γ-グルタミルブトレッシン→
 γ-グルタミル-γ-アミノブチルアルデヒド→γ-グルタミル-γ-アミノ酪酸→
 γ-アミノ酪酸(GABA)→コハク酸セミアルデヒド→コハク酸→TCA回路

である。着想のひとつのきっかけとしては、哺乳類でアセチル化から始まる代謝経路が知られていたため、γ-グルタミル化から始まる経路を想定したという。

また、これまで機能が知られていなかったycj遺伝子群がその代謝経路をコードしていることを突き止めたそうだ。さらに、ブトレッシンの細胞内への取り込みを行う新しいインポーターもycj遺伝子群の中にコードされていることを見つけ出した。

(正確に言うと、最初に遺伝子に着目し、そこからブトレッシンに至ったようである。大腸菌におけるγ-グルタミル化を研究している時、偶然、γ-グルタミル-p-ニトロアニリドを分解する酵素を発見した。それをコードしているのがycjLという遺伝子だったのだが、それまでycj遺伝子群の働きは知られていなかったので、それと類似する遺伝子をGenomeNetのデータベースで検索したところ、緑膿菌でイソプロピルアミンをγ-グルタミル化経由で代謝する遺伝子群と似ていることが分かったため、ycjの一部をノックアウトした大腸菌でどのようなアミンが蓄積されるかを調べ、ブトレッシンに到達したのだそうだ。)

このようにして発見されたブトレッシンのインポーターと代謝経路からなる一連の流れをputrescimyo utilizationという意味で、puu(プー)と名付けたらしい。

従来知られていた代謝経路に関しては、「今、調べているとこ」だそうだが、その経路を報告している古い論文はaに言わせると「適当に書かれた論文」であり、むしろ今回発見されたものの方が主ではないかという。

いずれにせよ、大腸菌のパスウェイデータベースに永遠に刻まれる成果である。

A地下バー


【注】検索エンジンに引っかかるのを避けるため、一部の単語を書き換えてあります。ヒント:プ→ブ -scine→-scimyo

Posted by taro at 18:04 | Comments (4)

2005年12月02日

格安チケットコム

学生時代の知り合いのMさんが、ネット上の金券ショップを運営している。

彼は面白い人である。

どういう風に面白いかというと、こつこつ変なことに努力する人である。

大学にルネという名の生協の食堂があるのだが、ここで一時期、「ルネ通選手権」なるイベントが開かれていた。
ルネで出されるメニューに関する知識を競う選手権で、

「これは抹茶クリームマロンパフェですが、通常の抹茶クリームマロンパフェから具をひとつだけ取り除いてあります。それは何でしょう」

「このサラダは何グラムで、いくらになるでしょう」

「この献立の野菜ポイントは何点でしょう」

そういう問題が次々に出され、早押しで答えていくというイベントなのだが、
Mさんは何ヶ月も前からルネに通い、あらゆるメニューを暗記して、見事選手権に優勝していた。

二位の人とはかなりの差がついていたと思う。
まさに、Mさんのための選手権という感じであった。

勤勉な人なので、きっとこの金券ショップも大きなサイトに成長するのではないかと思う。

金券ショップの格安チケットコム

Posted by taro at 00:30 | Comments (4)

2005年10月19日

人間の多面的理解と知的インターフェース

面白げなシンポジウム。

「人間の多面的理解と知的インターフェース」
10月21日(金) 10:00-16:30 京都大学芝蘭会館 稲森ホール・山内ホールにて。
入場無料。

10:00-10:10
はじめに  船越満明京都大学情報学研究科長  乾敏郎教授

10:10-12:00
小林茂夫教授「ニューロンが作る世界」
松田哲也教授「生体機能のイメージングとコンピューターモデリング」

13:00-15:00
乾敏郎教授「円滑なインタラクションを可能にする脳機構」
奥乃博教授「音からのシンボル獲得とロボット行動への応用」

15:00-16:00
特別講演 藤巻則夫氏(NICT)「MEGとfMRIによる単語処理の脳機能計測」

16:00-16:30
おわりに  松田哲也教授

「21世紀COE知識社会基盤構築のための情報学拠点形成」によるシンポジウムです。

Posted by taro at 20:31 | Comments (0)

2005年09月20日

英語でのプレゼンについて

しっかり準備していったプレゼンは、結構楽しい。
質問がたくさん来たり、あとでコメントを聞かせてもらえたりすると、かなり嬉しい。

英語のネイティブスピーカーが必ずしも上手な発表をするとは限らない。
今回僕が参加した会議では、僕の他にふたりの日本人発表者がいたが、
ふたりとも会場からしっかり笑いを取っていて、うまかった。

今後、英語でのコミュニケーション能力だけではなく、
プレゼンテーションの能力も必要とされる時代になっていくと思う。

上手なプレゼンを行うにあたって、慣れは非常に重要である。
何度もプレゼンしているうちに、うまくなっていくのだと思う。
問題は、あまり練習する機会が無いことである。
英語圏の人間なら日常的にプレゼンする機会があるのだろう。
非英語圏の人間は不利である。

ひとりで部屋で練習するのは変な気がするし、どれだけの効果があるか疑わしい。
いざ人前に出た途端、あがってしまいそうである。

そこで、世の中のプレゼン能力養成ニーズに応えるために、
トーストマスターズクラブという活動がある。

分野も専門も違う人間が集まり、
ひたすら英語でのプレゼンの練習を行うという活動である。

アメリカで始まり、全世界に広まっている。
誰かに教えてもらうというわけではなく、
交代でプレゼンをし、質問やコメントをしあうという社会人サークルのような活動である。

日本で行われている活動では、参加者のほとんどは日本人である。
日本人だけでよくやるなぁと思うが、
そういった気恥ずかしさはすぐに乗り越えられるものなのかも知れない。

実は僕の父親が最近この活動をすごく気に入っていて、熱心に参加している。

意義のある活動だと僕も思う。僕自身は全然関わっていないのだが。

トーストマスターズクラブ
http://www.toastmasters.org/

エイトプリンセズトーストマスターズクラブ(僕の父親が関わっている支部)
http://blog.livedoor.jp/eightptmc/

Posted by taro at 22:13 | Comments (3)