2007年01月31日

京都のうまい店 しょうが焼き とんかつ処やまなか

河原町夷川に「やまなか」というとんかつ屋があります。

この店はしょうが焼きが特においしい。

我が家からものすごく近い場所にあるため、引越してきて間もない頃、さっそく入ってみたのですが、その時はそれほどおいしいと思わなかった。そして長らくこの店に対して、あまりおいしくないという印象を持っていました。

しかし、そんな僕は「やまなか」の一面しか見ていなかったのです。

メニューはこんな風になっています。

 特選ヒレかつ定食  2,200円
 特選ロースかつ定食A (180g)  2,200円
 特選ロースかつ定食B (140g)  1,850円
 特選生姜焼き定食  1,650円
 ヒレかつ定食  1,580円
 ロースかつ定食  980円
 生姜焼き定食  980円

特選とそれ以外の間に歴然たる値段差が横たわっているのがお分かりでしょうか。(およそ700円)

寿司屋で言えば、松と梅だけあって、竹が無いような状態です。

この店を最初に訪れた六年前、学生だった僕が食べたのは当然、ロースかつ定食(980円)であったことが推測されます。

しかしその後、毎日のように店の前を通っているうちに、特選ヒレかつ定食がどれほどうまいのかが気になり始めました。

ある日、あまり期待せずに店に入り、「特選ってのはかなり違うんですか」と聞いてみた所、

「全然違いますよ」

そう言って胸を張る店の大将の力強い断言口調に押され、特選生姜焼き定食(1,650円)を注文しました。

そして僕はこの店に対する考えを改めました。

特選とそうでないものでは、別の食べ物なのです。味が違いすぎ。

まるでこのようなコメントが書かれることを期待していたかのように違います。

固くて薄い980円定食と比べて、柔らかくて深い味わいの特選。

要は、しょうが焼きにするにはもったいないほどいい肉を使っているということなのかも知れませんが。

キャベツのドレッシングも美味なので、お薦めです。僕はいつもキャベツおかわり(無料)してます。
オイルベースのドレッシングととんかつソースの両方をキャベツにかけて食べると、大変美味です。

とんかつ処やまなか

とんかと処やまなか メニュー一覧

Posted by taro at 22:27 | Comments (15)

2006年12月23日

京都のうまい店 タイ料理 Thai Cafe Kati

僕は料理の好みに関しては非常にアジア的で、中華料理・インド料理・タイ料理というのが世界三大料理ではないかと思っています。

以前、カンボジアでとてもお世話になった旅行会社のホンさんという人と、プノンペンのショッピングモールで昼食を食べながらカンボジア周辺の国々の文化的ルーツについて説明された時。

カンボジアとベトナムはかつて東南アジアの覇権を争ったライバル同士らしいのですが、

「カンボジアはインドからすごく影響を受けている。ベトナムは中国からの影響が強い」 とのこと。

「タイはどうなんですか?」 と聞くと、

「うーん……。タイは……。深いな……」 と、唸っていました。

長く安定した王国の歴史の中で、インドとも中国とも違う独自の文明を生み出したのがタイの特徴のようです。

実際、タイ料理はインドと中国の影響を受けつつも、幅広いレパートリーがあって、独自のジャンルを形成しているように思います。

タイでは外食が日常的だそうですが、それも料理の種類が充実する一因かも知れません。

昨年バンコクに行った時、安食堂で出される食事のうまさに感動したのですが、幸い京都でも非常においしいタイ料理を食べることができます。

僕が一週間に一度は必ず行ってしまう店が、河原町丸太町下ル東側のThai Cafe Kati(カティ)。とにかくおいしい。ごはんと一緒に出される唐辛子入りナンプラーとか。牛肉のレッドカレー炒めとか。酸味の利いたラープとか。考えるとまた行きたくなってしまいます。若干中毒性があります。

しかし、そのうち別の場所に移転してしまうという情報を聞きました。大ファンである僕としては、なるたけ近くに移転して欲しいと願うばかりです。

また、最近知った柳馬場夷川上ル西側のバンコクガーデンも味が良く、メニューのレパートリーが広いため、気に入ってきています。

Posted by taro at 12:59 | Comments (4)

2006年08月12日

京都のうまい店 羊肉料理 カオロウ館

四条木屋町下ル東側、高瀬川に面した羊肉料理の専門店「カオロウ館」。

様々なアレンジのラム肉料理が二十種類近く用意されています。
ジンギスカンだけが羊肉料理ではありません。
羊肉の奥深さが感じられます。

この店は不思議なことに、同じ建物の一階と地下に店があり、入り口が別々です。
一階は「カオロウ館」、地下には「カオロウ館 アネックス」と書かれています。

地下は水曜日が休み、一階は木曜日が休みになっていて、店内の雰囲気も違います。
地下は穴蔵風で怪しげ。一階はこざっぱりしている。

最初に入ったのは地下の方だったのですが、上の店との関係を聞くと、店主らしきおじさんがぶっきらぼうに、

「上の店には私が教えてやったんですわ。むこうは13年、こっちは27年」

と、自信ありげに言います。職人気質で頑固そうな人。

一方、一階の人は穏やかで落ち着いた感じのおじさん。下の店との関係を聞くと、

「兄弟店と思ってくれたらいいですわ。昔は一緒にやってたんですが、地下も空いたんで、そっちでもやることにして」

愛想良く答えてくれます。

どちらかの方がおいしいのだろうと思って比べてみたのですが、どちらもおいしいです。
少なくとも僕の味覚では判別できない。

とりあえず僕が今までに食べた中では、地下のバジリコ焼きと一階のラム丼がうまかったです。

Posted by taro at 23:10 | Comments (2)

2006年06月12日

京都のうまい店 コーヒー 出町輸入食品

関西には基本的に喫茶店が多いらしく、
京都にもコーヒーの名店と呼ばれる店が数多くある。
三条のイノダコーヒーや烏丸蛸薬師のマエダコーヒーは雰囲気が好きで、結構よく行く。

だが、京都で一番おいしいコーヒーといえば、
河原町今出川下ルにある「出町輸入食品」の試飲コーヒーであると常々思っていた。

先日、散髪屋に行ったところ、店のおばちゃんが玄関を出がしら、
僕の髪を切ってくれているお兄さんに、

「ちょっと買い物行ってくるわ」
「どこ?」
「出町輸入食品でコーヒー買ってくる。あそこのコーヒー飲んだら、他のコーヒーは飲めへんな」

と、言っていた。

裏付けが取れたということで、書いておく。

お薦めである。

Posted by taro at 23:42 | Comments (2)

2006年02月18日

京都のうまい店 中華 龍門

東山三条西入ル北側、「龍門」。

四川料理で、味は濃い目。

京都の中華料理店では北白川の如意も結構おいしいと思うが、あちらは味がいくらか上品である。

龍門は、味の濃さに関してサービス精神旺盛な店。

野菜の炒め物を食べても、まるで肉料理を食ったかのような充実感がある。

個人的には、茄子炒め、湯葉とニラの炒めがおいしいと思う。

客は中国語を喋る人たちが多い。

メニューはなぜか最後の一ページだけ中国語で書かれていて、
「海鮮及び新作料理」みたいな見出しの下、
日本語とは違う内容が並んでいるように見える。

近年は改善されたように思うが、昔はえらく換気が悪かった。
京都風の細長い店のつくりで、冬場はいつも空気がこもっていた。

最近、火鍋というのを始めたようである。
唐辛子を浮かべた辛い鍋。

まだ頼んだことがないのだが、
本場四川風ということで、どれだけ辛いか興味が持たれる。

Posted by taro at 13:07 | Comments (1)

2005年08月09日

京都のうまい店 刺身 伏見

三条大橋から100mほど東、三条通りの南側に面して「伏見」という居酒屋があります。

ここは魚がおいしい。

はまちとか、甘い。
甘くておいしい刺身というのを実感します。

産地直送とかいうわけでもなく、京都中央卸売市場から仕入れてくるそうです。

魚の目利きが上手いのでしょうか。

居酒屋ですが、夜10時に閉まります。早すぎます。

Posted by taro at 20:31 | Comments (0)

2005年08月05日

京都のうまい店 焼き肉 三吉

学部の一回生の頃、ぼくは大学の寮で暮らしていました。

寮というのは不思議なところで、いまだに学生運動の生き残りみたいな人たちが住んでいます。
四階に鉄扉の部屋があって、過激派の人たちはその向こうに暮らしています。

年に一回、機動隊がやってきて、寮生による人間の盾を押しのけつつ、
過激派の部屋に突入し、書類を押収していきます。

寮では警察のことを「権力」と呼ぶのですが、
学問の自由の場である大学の寮に「権力」の介入を許した大学当局は、断固として弾劾されなくてはなりません。

そんなわけで、寮の偉い人たちは大学に対して攻撃的です。
隙あれば寮をつぶそうとしている大学と闘わなくてはなりません。

寮生は皆、何かの係を任せられるのですが、ぼくは厚生係を担当していたため、
毎月大学の事務室の寮務という窓口に行って、

「トイレットペーパーが切れたぞ~! よこせ~!」

と怒鳴り込みに行くのが仕事でした。

そんなある日、寮務担当の職員だったSさんという五十代くらいのおじさんに声を掛けられました。

「今度うまい焼き肉屋に連れて行ってやるよ」

ちょっと迷いましたが、
誘いに乗りました。

わざわざ誘ってくれるというからには、かなり良い店なのでしょう。
少し期待していました。

京都の都心、四条河原町まで行ったまでは良かったのですが、
連れて行かれたのは河原町と新京極の間の細い路地に面した汚な~い感じのお店でした。

当時、焼き肉経験の浅かったぼくはぎょっとしました。

おっちゃんの行きつけの店っぽい感じ。
本当にうまいのでしょうか。

しかし。
これまた予想に反して、
その店の肉はとてつもなくうまかったのです。
レバーとか、感動ものです。

肉に対するこだわりはすごいのに、店の床や内装は油まみれ。
素敵なお店です。

換気設備が貧弱なのか、一度行くと服から焼き肉の匂いが一ヶ月くらい消えないので、
好きな服は着ていかない方が良いと思います。

三吉といって、河原町OPAの裏にあります。

Posted by taro at 20:35 | Comments (0)

2005年07月26日

京都のうまい店 カレー エル (ターバンカレー)

京都の河原町二条の交差点を少し上がった東側に、「ターバンカレー」という看板が掲げられています。
案内に従って角を二回曲がると、細い道に面して喫茶エルというお店があります。

見たところどうということのない小さな喫茶店ですが、
看板メニューである「ターバンカレー」に注目です。

これが実にうまい。

さらっとしたインドカレーの逆で、ヨーロッパ風のカレーとでもいうのでしょうか。
丁寧に煮込んでいるのか、非常に奥行きを感じさせる味わい。
それでいて適度な辛さがあり、他の店のカレーとはまったく別の方向を向いたうまさです。

店の壁に説明があります。
「金沢で四十年間親しまれてきたターバンカレーが、エルでもお楽しみいただけるようになりました」

店のママに聞いてみると、金沢のカレー屋の経営者の姪御さんが京都の桂に住んでいて、
金沢と同じルーを使ってお店を開いたそうです。
喫茶エルのママはその姪御さんの知り合いで、ルーをもらってエルでも提供するようにしたとのこと。

では、金沢のターバンカレーとはどんな店なのか。

ウェブで調べてみると、たしかにありました。

学生などに絶大な人気を誇り、「ターバンのカレーには麻薬が入っている」などという噂も流れているとか。

たしかにぼくも中毒になり気味です。毎月一回は必ず行っています。

金沢市内に何店舗か展開しているそうですが、その知名度にあやかって名称を真似る店まで現れたため、
最近「チャンピオンカレー」と改称したとのこと。

金沢出身の友人に聞いてみると、
「ああ、チャンカレやろ。有名、有名」

それで一年ほど前に金沢に行った際、車で走っている時に偶然店を見つけて、思わず声をあげてしまいました。

「あ、チャンピオンカレーだ!」

幹線道路に面して、チェーン店みたいな外見。喫茶エルとは雰囲気が違います。

迷わず入って、食べました。

感動の味。

いや……。

なんか違う。

味がかなり違うのです。

京都のターバンのような濃厚さが無くて、むしろインド風。

ぼくの感動したエルのカレーとは違う味なのです。

せっかく金沢まで来て本店の味を楽しめると思ったのに、あれはエルのママのアレンジだったのか。

喜んでいいものやら何なのやら。

京都に戻って、ふたたび喫茶エルを訪ねました。

「金沢行って来ましたよ」
「ああ、そうなん」
 ママ不在のため、店のお兄さんが相手をしてくれます。

「食べましたよー、カレー。今はチャンピオンって言うんですよね?」

ぼくは何気なく言ったのですが、途端にお兄さんの顔が翳って、

「いや、昔は一緒にやっていたらしいんやけどね。今は別で……」

と、語尾を濁すではありませんか!

つまり、ぼくがうまいと思っていた京都のターバンカレーは、ウェブサイトで「類似店に注意」と書かれている店のものっぽいのです!!

いずれにせよ、ぼくは京都のターバンカレーをお薦めします。
絶品です。

Posted by taro at 23:35 | Comments (10)